今回は、低精米歩合日本酒の紹介です。
日本酒は沢山お米を削ったほうが“高級”とされています。
しかし、最近話題のSDGsを始めとする、“環境への負荷”は考えているのでしょうか?
「持続可能な酒造りとは」そんな疑問を投げかける一品です。
-スペック-
品 名:信濃錦 超玄 S91
醸造元:宮島酒店(長野県)
酒 質:純米酒
酒 米:山恵錦
酵 母:非公開
度 数:16度
精米歩合:91%
日本酒度:+2
酸 度:1.7
アミノ酸度:非公開
その他:無濾過、生酒
製造年月(開封日):21/12(21/12/30)
価格:¥1,496/720ml
-味わい-
無濾過らしく、うっすら滓が混じっています。
まずは、冷酒で頂きます。
爽やかでフルーティな香りがしています。
ちょっとツーンと鼻の奥に響きますね。
濃厚でジューシーな味わいです。甘いです。
後半に少し辛みがあります。キレも意外といいです。
常温になると、香りに膨らみが出てきます。お米の香りでしょうか。
ふくらみのある旨味が前面に出てきました。
甘みと旨みのなかに、ほのかな辛味が隠れている感じです。美味しいです。
キレも増しましたね。
燗にしてみます。
糠に近い香りでしょうか?ちょっと発酵系の香りもします。悪くないですね。
うん、旨味が強く出ていますね。甘みは無くなって、旨辛い感じになりました。
温めると、キレがなくなりました。辛口の余韻が長く続きます。
温度変化が楽しい日本酒は久しぶりです。
生酒なので、開栓後の熟成がどうなるか気になりますね。
-評価-
香 り:穏やか ☆☆☆★☆ 華やか
飲み口:軽い ☆☆☆★☆ 重い
濃 淡:濃厚 ☆★☆☆☆ 淡麗
甘 辛:甘い ☆★☆☆☆ 辛い
余 韻:キレ ☆★☆☆☆ オシ
-酒蔵紹介-
長野県伊那市・宮島酒店さんです。
創業1911年、代表銘柄は『信濃錦』。
今回のお酒、「超玄」は“超弦理論”へのオマージュを込めているそうです。
(超弦理論は難しいので調べてください<m(__)m>)
冒頭の話、「持続可能な酒造りとは」。
この蔵の酒造りへの取り組み、ほんとに素晴らしいです!
ホームページ含めて、全て読みました。
簡単にいうと、
- 地元産米を用いた酒造り
- 低精白米での醸造
- 醸造アルコールを使わない
- 農薬の抑制
などを上げ、お酒造りに取り組まれています。
まぁ、確かに他の酒蔵さんも同じようなことは掲げています。
が、自分が特に注目したのは、“低精白米での醸造”というところです。
やはり日本酒を求める消費者は、『高精白』『純米大吟醸』『精米歩合23%』などと言った謳い文句に惹かれることが多いのではないでしょうか。
もちろん、お米を削るということは、高い技術が必要ですし、味わいにも直接影響するので理に適っているとは思いますが、環境への負荷はどうでしょうか?
お米を削るのは機械ですよね?
機械を動かすには電力が必要ですよね?
相当な時間も掛かりますよね?
無農薬で育てた大切なお米をほとんど削っていいんですか?
これって、環境のことホントに考えてます??
ってことです。削らないで旨い日本酒が造れるなら、そっちのほうがいいです。
これを地で行ってるのが、宮島酒店さんです。
2020年で、低精白比率45%。
2040年で、80%を目標にされています。
はっきり言ってとてもすごいことです!
低精白は、精米歩合70%以上のことです。
20年後には全商品の8割が低精白米です。すごい挑戦です。
そして、こういう取り組みは生産者だけが前のめりではいけないです。
我々消費者が低精白米で、“美味しいんだ”、“環境に優しいんだ”と認識することが大事です。
消費者が求めれば、生産者や卸小売業者も変わっていきます。
みんなで持続可能な酒造りを目指していきましょ。
ちなみに、日本酒鑑評会にはこんな俗言があります。
『YK35』
山田錦を使い、酵母には協会9号、精米歩合は35%。
要は米を35%まで削らないと、賞は取れないと。
削らなくても賞を取れる世の中になってほしい。
では、楽しい日本酒ライフを!(*´ω`)ノシ
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